『カーテン』

根がのびてゆく
進む先があるかぎり
いつかは生命が尽きるとしても
常に発展である

終わりがあるなら
それは発展ではない
ならば始まりはどうか
種子に生が絡みついているのかもしれない

ふつふつとパンケーキに穴が浮く

あなたはふり返ってそれをきく
彼の足音と同じに
扉の向こうからせまり
包んでくれるもの

求めていかに月日が経ったか
翼を手にする矛盾に
あなたは気がついている

踊る心地に酔っていることも

だがそこにあるのだから
心配することはない
発展している
のびているここで
ふくらみのなかにある
あなた

小枝にかかる露の音さえ
あたたかく響くだろう

さらに
耳を傾ける