涼やかな寝顔にむけて
ふと
息をふきかけてみる
かすかな表情を感じるために
まつげが揺れ
額にうすく明かりがさすよう
深みから豊かな時間が流れ
ふたりに夜がうちかかる
音のない風
透ける寝息
斜面を下る月
引力の香りに
ゆったりとくるまれた
あなたとわたし
そっと
まぶたを閉じ
ひとりの心を拓く詩群
涼やかな寝顔にむけて
ふと
息をふきかけてみる
かすかな表情を感じるために
まつげが揺れ
額にうすく明かりがさすよう
深みから豊かな時間が流れ
ふたりに夜がうちかかる
音のない風
透ける寝息
斜面を下る月
引力の香りに
ゆったりとくるまれた
あなたとわたし
そっと
まぶたを閉じ