『純真さ』

なぜ描くかというと
決してみえないから
決してたどり着かないから

そして
到達するかどうかを考えているかぎり
決して届かない

姿を消したときこそみえる
分からないときこそみえている

もどかしさが愛おしい
ああ

どこにも行き着かない
達成もしない
しかしきみは味わっているだろう


やさしく頬をぬぐう風を
みたことがあるか

ほんとうに大切な思い出を
その目でみたことがあるか


だが
求めないわけにはいかない

足りないからではなく
得ることはないから

再び訪れることはないが
失われない
なぜなのだろう


ひたすらに歩み
音を聴いて測り
証に目をとられ
呑みこむ

その反復


さあ
そろそろお腹もすいてきたね
何か食べよう

ここへおいで

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