『綾』

絢爛な世界に声をひそめる
みずからここで在ることが
ときに驚異である

細が散りばめられ
粗を織りなす
大が溶け
未をつらねる
密かに触れぬくことがら

語りかける声はやまない
背から覆うもの
理を超えたもの
むしろ見られるもの

万象の白紙に描き
都度吹き流され
再び散り敷く

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