『環』

内に秘める
横顔にふれることもできない
つるりとして静かで
はつらつと硬く
確実である

ときに分け入る試みは
成否をなさないが
いつまでも浸りたくなる

灯火を探すことこそが
過ちと言うかのように
いつも微笑むのだ

時間に呑み込まれない
世界に吸い込まれない
身を飛び立つ思いに溢れ
いちどきに
はるか彼方へ進入する

届くところのない
恒久の夢