『夢幻』

高をくくっている
あなたの精神に含まれうると
その自分を試みに笑う

磁場が間の空気に起こる
雷というよりは電気
肺の奥にひりつく言葉がからい

汗も沈黙するとき
ひとひらの葉が内に舞う

確かにとらえるのだ
あなたの息づかいまでもきこえる
わずかにふるえる大気に
たえず揺らぐ

振動は極大化すると台風となり
わたしは激しく巻かれるのだ
身はうねり
心は吹き飛ぶよう

ついには足も地を離れ
景色は光りしろく混濁する

その終局
目をさますのはしかし
あなたのてのひらだと